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2017年1月25日 (水)

独身主義

うーんと考える。
もう若くないわたしは、独身のまま人生を終えることになるだろう。
あまり世間体はよくないけど、そのぶん好き勝手をしたから帳尻は合ったものと考える。

わたしだってこれまでに、結婚したいと思った女性が何人かいたのである。
ただ、むかしはいまよりさらに変人でネクラなタイプだったので、そういう女性には軒並みフラれた。
こういうとき身のほどをわきまえて、そこそこの相手で我慢しておけばいいものを、モテないくせに女性に対する要求は、たとえばカーリーヘアで、Gーンズの似合う芸術家タイプがいいなんて、わがままばかりをいうから、いつになっても相手は見つからない。

まずいことに、自分でいうのもナンだけど、わたしは若いころから、けっしてモテない男ではなかったという自負があった。
オレにふさわしい相手がきっと現れるはずだと信じて、ずるずるだらだら。
いま世間には独身の男女が多いけど、たいていはこういう理由で婚期をのがしてるのだろうと思う。
世間を見ると、なにがなんでも結婚したいと考えて、結婚相談所やサークルに入って、必死で相手を探し求める人もいるけど、もともとモテない人間がそんなことをするから、結婚サギに引っかかったりするのだ。
さっさとあきらめて、独身を貫くことだ。
と、あいかわらず反社会的なわたし。

わたしは運動神経がにぶいし、歌をうたわせるとひどい音痴である。
サムセット・モームもどこかに同じようなぼやきを書いていたけど、つまり他人とワイワイ楽しくやるような才能がぜんぜんない。
でもこれもいま考えると、天の配剤だったかもしれない。
独身だったおかげでわたしはいま、我が世の春を満喫しているのである。
今年もどこに行こうかと、毎日ノーテンキにそんなことばかり考えている年寄りはあまりいないんじゃないか。

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