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2017年2月14日 (火)

雪まつり/ホタテ

おもしろくなかったけど、せっかくだからもうすこし雪まつりにふれよう。

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会場の俯瞰写真が撮りたくてテレビ塔に登ってみることにした。
でも混雑してるんだろうなあ。
そう思って遠方からながめたら、階段をつたって登っている人たちがいるのに気がついた。
そうか、写真を撮るだけなら階段で登ればいいんだ、息が切れたらその場で写真を撮って降りてくればいいんだし。
そう考えてエレベーターのまえまで行ってみたら、思ったよりも混んでいなかった。
おかげですっきり展望台まで上がり、さらにもう一段上の展望台まで上がり、帰りは足の運動のためにすべて階段で降りてきてしまった。

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たいして運動になったような気もしなかったけど、下界に舞い降りて雪像を見て歩く。
今年の雪像で目をひいたのは、映画好きならすぐにわかるスターウォーズ、なんだかよくわからない人物(あとで調べたらファイナルファンタジーだそうだ)、トットちゃん? そんなアニメあったかと、ゲームやアニメに詳しくないわたしにはよくわからない像など。
パリの凱旋門や興福寺の中金堂、ひっくり返ったカップヌードルなんかもあったけど、入ったり登ったりできるわけではないから、たいしておもしろくない。
いま話題のトランプさんの雪だるまがあり、欧米人観光客が大喜びで写真を撮っていた。
わたしがいくらかでもにんまりしたのはこれくらいだ。

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ほかに氷を刻んだ彫刻がいくつかあって、夜間にライトアップされたらきれいだろうなと思わせられた。
思わせられただけで、わたしはさっさとホテルへ帰って、風呂に入って寝てしまったから、それは見てないのである。

あいかわらずつまらん人生を送ってやがんなと思われてもすなおに受け入れよう。
 家ごとにリラの花咲き札幌の人は楽しく生きているらし
リラというのはライラックの別名で、この歌にうたわれている札幌を見たければ、よそより遅い新緑の季節に行くしかない。
ところでこの歌は吉井勇の作である。
へえ、彼も札幌に来ているのかと意外に思ったのは、わたしの認識不足で、更科源蔵さんの本を読んでも、北海道を訪れた文人歌人の数はひじょうに多い。
明治以後に新しいアンビシャスを持って計画的に開発された北海道は、当時の内地人には異国とも思えたことだろう。

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あらかじめネットで研究してから雪まつりに行く人もいるだろうけど、そこで使われている写真は過去のものもあるから要注意だ。
想像していたより雪像の数が少ないと失望したのは、わたしの頭のなかで過去の雪像もごちゃまぜになっていたかららしい。

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雪まつりの会場は道路の分離帯のような細長い大通公園に、1キロ半ぐらいにわたって続いている。
これだけの会場を往復するとかなりくたびれるし、腹もへる。
この日は、じつは小樽へ行っての帰りだったので、会場でなにか食べることにした。
カキやホタテやカニ、串焼きステーキ、そしてトウモロコシ、ジャガイモなど、その場で食える北海道の名産屋台がたくさんあって、このへんは縁日と変わらない。
わたしは海産物が好きだからホタテを食べてみた。
美味しかったけど、あとでべつの店に、もっとでかいのが同じ値段で売られているのを見た。

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