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2017年3月 1日 (水)

雪まつり/札幌ラーメン

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つどーむ会場からふたたび札幌の中心部にもどり、札幌ラーメンを食べていくことにした。
そんなものを無理に食べたいわけじゃないけど、やはり札幌に来て札幌ラーメンを食べないのでは世間さまに申し開きができない。
としたら、行くのはやはりススキノということになるだろう。

じつはわたしが札幌をぶらつくのが今回が初めてである。
やがて心中することになる友人とレンタカーで北海道を旅したときは、札幌を無視して道東、道北をまわっただけだし、オホーツクひとり旅のときは、駅で列車を乗り換えただけで、札幌の市内は素通りだった。

もちろんススキノなんて知らない。
知らないけど、なんとなく新宿歌舞伎町か横浜の伊勢佐木町みたいな、いわゆる歓楽街といったイメージで、でなければ会社帰りのサラリーマンが帰りがけにイッパイという、新橋や五反田、錦糸町みたいな場所らしい。
札幌ラーメン発祥の地はここらあたりだそうだ。

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つどーむ会場からそのまま地下鉄に乗っていると、「豊水すすきの」という駅があるので、そこで降りた。
地上に出てすこし歩くと、ススキノの中心にある大きな交差点に出る。
そのあたりでも道路のまん中の分離帯を利用して、氷の彫刻が展示されていたけど、あまりおもしろいとは思わない。
まだまっ昼間だから歓楽街も営業してなくて、ちょっとにぎやかなオフィス街にしか見えなかった。
歩いているのはカメラを持った観光客ばかりだ。

ところで札幌ラーメンの定義ってなんだろう。
わたしがはじめて東京で生活をはじめて、高円寺の大和町あたりに住んでいたころ、すぐ近くの環七のほとりに札幌ラーメンの店があった。
深夜までやっている店だったので、よく夜中に食べに行ったけど、あれは札幌ラーメン道産子といって、当節はやりのチェーン店のはしりの店だったと思う。
同じ名前のチェーン店はいまでもあるようだけど、なにぶんにも50年近くまえのことだから、それが同じ系列の店かどうかわからない。

そこで食べた札幌ラーメンはもっぱら味噌味で、バターとコーンを乗せるのがわたしの流儀だった。
北海道といえばバターもコーンも名物だ。
そんなわけで、いまでも札幌ラーメンというと、このふたつがトッピングされた味噌ラーメンであると、わたしはかたく信じているのである。

しかしいまや日本は本場中国をしのぐラーメン大国だ。
新スタイルの店が雨後のタケノコのように乱立し、醤油、味噌、塩、豚骨、牛骨、鶏骨、昆布、鰹節、煮干しなど、ありとあらゆるスープのラーメンが百花繚乱で、あろうことかわたしのアパートの近所にまで、暴走族みたいな名前のラーメン屋が開業する始末だ。

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ススキノにも新しいスタイルの店が増え、わたしが郷愁を感じる、素朴な札幌ラーメンを売り物にする店は見つからなかった。
うろうろして途方にくれ、ヤケになってそのへんの交差点ぎわにあった入りやすそうな店に入ってしまった。
メニューを見たけど、バターとコーンの追加という注文はできそうになかったので、スープが濃厚な担々麺を注文した。

食べてみた感じでは、ここも今ふうの独自の味を追求する店で、けっしてまずくはないけど、わたしの求める札幌ラーメンの店ではない。
でもあとから欧米人の女性2人連れも入ってきたから、入りやすいという点ではわたしの見立ては間違ってなかったようだ。
白人女性がどうやってラーメンを食べるか観察したかったけど、こういうのもレイシストになるのだろうか。

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