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2017年3月19日 (日)

スキャンダル

スキャンダルの発覚だ。
いや、森友学園の話じゃない。
昨日の飲み会での雑談によると、わたしが相場よりも安い価格で、相手から品物をせしめたってことが問題になっているらしい。
相手というのは例の財閥のせがれのO君で、彼は金力にモノをいわせて、使いもしないものを買いまくるので有名だ。
彼が iPad 2台(大と小)を持っているのをふびんに思ったわたしが、おい、小さいほう(ミニ)を2万円で売れよと持ちかけたのが、ことの発端だそうだ。

今回はこの問題について考えてみよう。
このスキャンダルはもう3年前の話で、問題になっている iPadミニは、まだ買って1年以内のいちばん最初のモデルだった。
O君はでっかいほうを売るといったけど、旅行に持ち歩くつもりのわたしには、ミニのほうが都合がよかったのである。

O君の弁護士によると、2万円は安すぎる、中古としてヤフオクに出しても3万、4万円はしたはずだという。
うーむと思うけど、その時点でO君はそれをヤフオクに出すつもりはなかったはずだから、わたしが買うと持ちかけなかったら、そのまま彼が持ち続けていただろう。
彼がいまでもそれを持っていたとしたら、もうそんなものを買う人間はひとりもいないし、いたとしてもクソみたいな値段で買い叩かれるのが関の山。

だいたいO君は iPad を、マンガを読むことにしか使わないのである。
マンガを読むなら小さいほうより大きいほうがいいから、ミニのほうはあまり使い道がないはずだ。
だからこの取引は、お互いに満足するという、取引としては理想的なものであったことはまちがいない。
しかもこの後、わたしのミニは、ロシアに、ボルネオに、チェンマイにと、わたしとともに世界中を飛びまわっているのだから、機械にとってもこれほど幸せな環境はないんじゃないか。

ヤフオクをのぞいてみると、いまでも2万だ、3万だという iPadミニが出品されている。
それがどのていどの製品か知らないけど、世間にはけっして損をしたくないという人が多すぎるようだ。
売値は売るほうが勝手につけるのだからいくらにしようとかまわないけど、その値段で売れるかどうかはまた別問題。
新しいものを買ったから不要なものを売ってしまおうという場合、わたしだったら二束三文で売る。

以前 iPod を紛失したことのあるわたしは、すでにそれのない生活に耐えられなくなっていたので、すぐさま新しい iPod を購入したことがある。
ところがなくしたはずの iPod が出てきた。
二つも持っていても仕方ないなとぼやいたら、すぐにハイエナのように近づいてきたのが、ほかならぬO君だ。
買って2週間の iPod は、半値で彼に買われていった。
べつに惜しいとも思わない。
そんなふうにお互いの品物を安く譲渡しあい、けちょんけちょんにけなしあうのが、わたしたちの友情のあかしなのである。
いまはわたしもO君も平和でおだやかな生活を営んでいるのだから、もうこれについてごたごたいわないこと。

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