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2017年3月27日 (月)

「猫」の終わり

ネコがビールを飲み始めた。
彼の運命も明日かあさってで終わりだろう。
これだけじゃなんのことかわからない。
ウチの新聞に復刻連載中の「我輩は猫である」のこと。
漱石さんちのネコはビールを飲んで、酔っ払ってカメの中に落ち、そこで往生することになっているのだ。
つまり連載もいよいよ終わるということである。

ひじょうにおもしろいから読んでごらんなさいと勧めておいて、こんな言い方はないけど、今回の連載は、わたしにはあまりおもしろいと感じられなかった。
原因は若いころ、文庫本にして3、4冊を、文字どおりすり切れるくらい読んだことだろう。
内容を丸暗記したくらいだから、これじゃいくらなんでもマンネリだ。

でも、はじめてこれを読む人にとっては、あいかわらずおもしろい本じゃないかと思うけど、あいにく最近の若いもんて、とにかく本を読まないらしいからね。
刹那的に刺激を求めるゲーム世代には、どうみても合いそうもないし。
この本は明治時代に書かれた小説だけど、そういうわけでわたしには、またひとつ昭和は遠くなりにけりという感慨があるなあ。
文学青年たちが口角泡を飛ばしていた時代がなつかしい。

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