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2017年3月17日 (金)

ユリコさん

ユリコさんて、つくづく日本のトランプ大統領だなと思う。
今朝の新聞を読むと、築地と豊洲の違いについて、自民党の都議会議員とやりあったそうだけど、そのわりには国会答弁の見本みたいなあいまいな説明ばかりで、言い分が明確じゃない。
このままでは、ただいちゃもんをつけるだけの政治は早晩いきづまるだろう。

ウチの新聞(朝日)までが悪ノリして、慎太郎サンが無責任だとか、説明責任を果たしていないなどと書いているけど、これってポピュリズムへの迎合だぞ。
彼は都知事として全体を統括すべき責任は認めているではないか。
これ以上なにをどうすればいいっていうのか。
知りもしないことを話せというわけか。

事件の経緯を追ってみよう。
築地の魚市場が老朽化している。
都知事としてはなんとかしなくちゃいけないので、部下に命じて移転の可否や候補地について研究させる。
上司の意向を忖度した役人は、海のそばにあって、築地から遠くもない豊洲がふさわしいと答申する。
空き地ばかりのや豊洲や有明の有効活用も考えなくちゃいけない都知事としては、一石二鳥だ。
じっさい汚染問題さえなければ、ここほど移転先にふさわしい場所はないと、しろうとのわたしでさえ思う。

問題は土壌汚染で、これは慎太郎サンが都知事のころからわかっていた問題だ。
しかし慎太郎サンは芥川賞作家だけど、化学者でも建築の専門家でもない。
部下が、あるいは部下が推奨する学者が、土をかぶせるか、コンクリートでおおえば大丈夫といえば、いちいちそれを疑ってかかるわけにもいかない。
かくして築地の移転にはGOが出る。
これのどこに問題があるのか。
汚染がわかっているのに計画を変更しなかった、東京ガスの責任回避の契約をしたなど、これすべてユリコさんが都知事になってから出てきた問題で、当時の都知事が理解していた問題だろうか。

わたしは思うんだけど、そのころはあたりまえだったことが、あとになって問題になることがよくある。
人間は神さまじゃないのだから、先のことなどわかるはずがない。
前任者のこのていどの失策なら、後任者はしゅしゅくとその後始末に当たればいいだけの話で、責任論より先にやらねばならぬことがある。
しかも火急に、だ。
こうしているあいだにも、業者への補償などで、都民の負担はどんどん増えていくのだ。

それなのに築地の移転問題で、ユリコさんが具体的な対策について、なにか手を打ったことがひとつでもあるだろうか。
豊洲がダメならどこに移すべきなのか。
それとも老朽化した築地を再生させるつもりなのか。
まったくべつの場所に新しい市場を作ろうというのか。
いったいなにをどうしたいのか。
わたしはそういう具体策を知リタイ。

ユリコさんのトランプたる所以は、自分は明確な対応策を示さないくせに、人気取りとしか思えない問題ばかり引き起こしていることだ。
オリンピックだって、無駄づかいが多すぎるから見直しをするといったものの、彼女のいったことで実現したことがいったいいくつあるだろう。
大山鳴動してネズミ一匹ですかと記者にいわれ、失礼じゃないですかと色をなしたのも、イタイところをつかれたからじゃないか。

けっきょく彼女は落としどころの見当もつかないまま、トラブルばかり起こしているようにみえる。
具体的な対応策を示せ。
都民が知りたいのはこっちのほうだ。
しかし具体的なことをいえば、今度は自分が標的にされる。
ユリコさんもむずかしいところだ。
まさか都知事の仕事はぜんぶ部下におまかせで、アタシはいちいち責任をとれませんじゃないだろうね。

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