« 死にぞこない | トップページ | ピュリッツァー賞 »

2017年4月11日 (火)

ユナイテッド機

日本の飛行機会社では考えられないこと。
ユナイテッド機で降りろといわれた客が、それを拒否したら、治安当局の係員にぶんなぐられてひきずり降ろされたってニュース。
わたしは昨夜の時点でもうこの映像を観たけど、いきなりケシカランとは思わなかった。
これは客のほうにも問題があったのではないか。
航空会社がそこまで手荒なことをしたくなるような原因を、客のほうがつくったのではないか。

こんなことを考えたのは、わたしが、飛行機会社がゼッタイにそんなことをするはずのない日本という国の住人であったこと。
おかげで最近はモンスターと呼ばれる手のつけられない迷惑客が、デパートや鉄道駅に出没して、困ったもんだと憂いている最中であったこと。
さらに、これはちょいとまえだけど、韓国のどこかの社長のドラ息子が、酔っ払って飛行機の中で暴れて、客室乗務員たちからロープで縛られるという事件があったばかりだということもある(ナッツ姫とはべつの事件だ)。

だから客のほうにも落ち度があったのではないかと思ったのだけど、今回はどうもそうではないらしい。
そのへんは世間の常識や司法の裁きにおまかせすることにして、また例によってわたしのくだらない思い出を。

じつはわたしもユナイテッド機を何度か利用したことがある。
西暦2000年6月の上海から帰国するさいのことだ。
どうせ飛行機は予約してあるんだしというわけで、ゆるゆると飛行場に行ってみたら、わたしのチケットを見たユナイテッドの係員がいっしゅんうろたえた(ように見えた)。
でも彼はすぐに落ちついて、もらった搭乗券でわたしが座席に行ってみたら、エコノミーではなく、ビジネスクラスの席だった。
こういうとき不安になるのが小心者のわたしである。
スッチーをつかまえて、いいんですかと聞いてみた。
スッチーはにやりと笑って、ウインクしながら何かいった。
もちろん英語に不如意なわたしのこと、なんていったのかわからなかったけど、あとで考えたら、いいんですよ、得しましたねといったらしい。

チケットさえあれば飛行機に無条件で乗れると思っているあなた。
飛行機はキャンセル客を見越して、座席を余分に発売することがあり、アメリカの飛行機会社ではこれは当たり前になっているという。
オーバーブッキングといって、このせいでたまに座席にあぶれる客もいるらしい。
今回のぶんなぐられた客もこのあたりが原因だったらしいけど、わたしの場合は至福感を味わった。
ビジネスクラスに座ったのは初めてだったので、まわりをよく眺めたら、スッチーも若くて金髪の美人ばかりではないか。
資産家と間違えられてくどかれたら困るなと、わたしは日本に着くまでずっと死んだふりをしていたくらいだ。

|

« 死にぞこない | トップページ | ピュリッツァー賞 »

思い出のページ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132406/65138281

この記事へのトラックバック一覧です: ユナイテッド機:

« 死にぞこない | トップページ | ピュリッツァー賞 »