今朝の新聞
今朝の新聞の1面トップはフランスの大統領選について。
これはまあ、外国の話だから、わたしがじたばたしてもどうにもならない。
ルペンさんが勝つと桶屋が儲かるで、円が高騰するらしいから、外国旅行が安くすむかしらと、つまんないことに期待感。
「日曜に想う」という大きなコラムで、編集委員さんが長い文章を書いていた。
リベラル系新聞としては、学校で教育勅語がおおっぴらになると、たちまち軍国主義が復活するのではないかと、時代錯誤的な心配をせずにはいられないらしい。
いろいろ並べてあるゴタクの中に、「勅語の徳目はいわば空箱だ」という文言がある。
安倍クンの意をすぐ忖度しちゃう議員がいるのは困ったことだけど、わたしも勅語に実質的な強制力はなにもなく、ただむかしの人の道徳教育はこんなものだったという、歴史の勉強の参考ぐらいにはなるんじゃないかという考え。
そんな空箱ていどのものに、長々とおかしな理屈をふりまわし、まるで危険思想みたいなことを書くのは、よっぽどヒマなんだなとしか思わない。
外国の政治学者の主張にもとずいて、4拍子のワルツなんてものをでっち上げているけど、これは編集委員さんとまったく正反対の内容にすることもできる。
たとえばこんな調子。
1拍目は「 挑発」。教育勅語はケシカランといって耳目を集める。
2拍目は「釈明」。批判をあびると、べつに教育の理念として復活させてはイケナイといってるわけじゃないと、日曜版でゴタクをならべる。
3拍目は「犠牲者のふり」。ウチはまっとうなことをいっているのに、いつも捏造よばわりされる。
4拍目は「勝利」。勅語にかかわらず、なんでもかんでも反対して、リベラル系の真髄はここにありとイバる。
「世のためになるといっても、どんな世の中になるかによる」という文言もあった。
どんな世の中になるかは、だれにも、この編集委員さんにも、わからないのだから、そんなものについて危険だと書くなんて、ほんと、ウチの新聞は日曜の朝に、いい頭の運動をさせてくれる。
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