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2017年4月19日 (水)

シリアと北朝鮮

今日の夕刊を読んだら、「時事小言」というコラムで、フジワラさんという、見た感じは頭脳明晰そうな人が長い文章を書いていた。
頭脳明晰そうと揶揄する調子になったのは、書いている内容が、もっといくらでもべつの視点で考えられそうなものなのに、やけに一方的なことしか書いてないからだ。

彼はシリアのアサド政権と北朝鮮のぼんぼんを同列にならべて、トランプさんがこれを転覆させるのはむずかしいだろうと書いている。
その理由がごたごたと書いてあるんだけど(長いから引用しない)、この両者はほんとうに条件がいっしょだろうか。

いちばん大きな違いは、アサド政権にはロシアやイランという巨大な支援国家がいることで、これが絶え間なく最新兵器を補充し、制裁に対して拒否権を発動してきたこと。
しかもシリアを取り巻く環境は複雑怪奇で、反体制組織に加え、ISのような第三の勢力まで加わって、それぞれに言い分があり、なにが正義なのかだれにもわからない状態だ。

ここまでいえばわかると思うけど、北朝鮮のほうはどうか。
なんだかわけのわからない理由で、中国と信頼関係を築いていた身内まで粛清して、最大の支援国になり得た中国にまで愛想をつかされる始末。
極東に軍拡競争を望まないロシアも傍観という立場だし、ぼんぼんの味方をしようという勢力が、いま周囲にひとつでもあるだろうか。
きつい制裁をくらって、燃料や新兵器の輸入もままならず、孤立無援のまま世界最強の軍隊を敵にまわさなければならないのだ。
だからこそミサイルや核兵器にこだわるんだろうけど、そんなものを持たせたらキチガイに刃物だ!

だいたい北の国民が本心から、ぼんぼんの体制維持を願っているんだろうか。
口先だけは勇ましいけど、いや、勇しければ勇ましいほどカラ元気で、内部は意外ともろく、戦争になれば内側からかんたんに崩壊するかもしれない。
でもまあ、そういうことはさておいて

わたしみたいなしろうとでさえ、シリアと北朝鮮を同列には置かないのに、フジワラさんの見立ては、朝日新聞の気持ちを、いまはやりの “忖度” したものだろうか。
どこへ飛ぶのかわからないミサイルも怖いけど、なぜか北を擁護する朝日新聞の考えもコワイ。

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