ネット三昧
年のせいか、どんどん活力がおとろえているみたい。
以前はヒマなおりに、旅行計画でも練っていると幸せだったけど、ここんところそういう熱意もうすれてきたねえ。
じゃなにが楽しいのだと訊かれると、部屋でごろごろしていること。
どうもしまらない生活だな。
順当に年をとっているわたし。
それじゃあ部屋でごろごろして、いったい何をしてんのさと聞く人がいるかも。
早い話が、とにもかくにもネット三昧だ。
それってちょっとまずいんじゃないのという人がいる。
ネットには玉石混合で、いいかげんで人を迷わす意見も多い。
そんな意見ばかり聞いていると判断を誤るのではないか。
なんの。
わたしも伊達にトシをとってるわけじゃない。
わたしの知識のほとんどは、パソコンなんてものが発明される以前に、アナログの媒体で得たものだ。
若いころ乱読にふさわしい本の読み方をしたおかげで、ネット時代のインチキ情報も、わりに見極めがつきやすいのである。
それに現代はネットを抜きにしては、なにごともはかどらないご時世だ。
昨日もテレビを観ていたら、バンコクの超肥満ザルの話題が取り上げられていたけど、あんなもの、わたしはもう4、5日まえにネットで知っていた。
今朝のネットニュースには、佐藤琢磨が日本人として初のインディ500制覇というニュース。
こんなもの、まだ新聞じゃ報じてないぞ。
ネットの危険性よりも、世界中のだれもが同時に、あらゆる情報を共有できるという、その利便性のほうを考えたほうがいい。
活力のおとろえた老人の趣味として、ネットほど有益なものもないだろう。
ブログやフェイスブックなど、ネットを使った他人との交流サイトは、孤独になりがちな老人の日常を救ってくれるし、頭の体操になって認知症の予防にもなるし、キーボードを素早く打つことで、反射神経の訓練にもなる。
おまけにわたしの場合、以前から強調しているとおり、ブログの更新が止まったら、あいつは死んでるなという安否情報の確認システムにもなってるのだ。
だからわたしが部屋で、死後10日も放置された孤独死体になることは、まずないと思われる。
もっともわたしの知り合いには、ブログが止まったぐらいで心配するほど親切な輩はいないから、このシステムが功を奏するかどうか定かではない。
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