報告者
国連の特別報告者であるジョセフ・カナタチさんという人が、日本の共謀罪法案になんかいちゃもんをつけていた。
彼だけかと思ったら、そのうち同じ肩書きのデービッド・ケイさんという人まで加わって、報道への圧力に対する懸念ということで、やっぱり問題アリなんてことをいっている。
こうなるとウチの新聞(朝日)は大喜びである。
これに対して日本政府を代弁する菅クンなんかは、それっておかしいでしょうと反論。
この問題について、わたしはできるだけ客観的に見ようという立場だけど、日本て国連から懸念を表明されるほどひどい国か。
そもそも「報告者」って肩書きはなんなのさ。
わたしは最初「報告官」かと思っていた。
官ではなくて者だったのはウチの新聞の誤植かと思っていたけど、いまだに正されないところをみると、これが彼らの正式な肩書きなのだろう。
これじゃわたしみたいな、市井のいちゃもん居士とたいして変わらないぞ。
報道への圧力や表現の自由が心配だってことだけど、日本のマスコミはカナタチさんやケイさんのこともちゃんと報道しているではないか。
このふたりの言い分は、ただいま日本の世論をふたつに分けている問題の一方に加担するもので、そのうちの野党や朝日新聞が大騒ぎをしていることのほうで、ということは少数派の意見ということで、つまり重箱のすみをほじくる見解ということで、やっぱり日ごろ、どうでもいい問題がどうどうとマスコミで市民権を得ている日本では、あまり説得力がないな。
ケイさんを写真でみると、なかなかまじめそうで、モルモン教徒みたいな潔癖性を感じてしまう。
こういう人が最初から問題意識をもってなにか始めると大変だ。
彼は昨年の4月に訪日調査をしたらしいけど、いったいなにを見ていたのか。
マスコミにあげ足取られて四苦八苦している日本の総理を見てないのか。
彼は国連の特別報告者の訪問招請を検討してみたらどうかと、日本政府に呼びかけているそうだ。
わたしも賛成だ。
今度こそ目ん玉かっぽじって日本の現実をしっかり見てほしい。
あ、もちろん滞在費は自腹で出すこと。
市井のいちゃもん居士に、無形文化遺産の和食をふるまうほど、日本人はあまくないもん。
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