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2017年6月 7日 (水)

翻訳サイト

わたしがよく読んでいるネット上の掲示板サイト「海外の万国反応記」に、先日の英国のテロ騒ぎのとき、逃げまどう群衆の中に、グラスに入った飲みかけのビールをかかえて走る男性の写真があって、さすが、飲んべえの鑑と感心されていた。
わははと、おかしいのはどうでもよくて、わたしは仕組みをよく知らないんだけど、こういうサイトってどうやって作られているんだろう。

どうも外国語の掲示板サイトを日本語に翻訳したものらしく、似たようなサイトはほかにもたくさんある。
たとえば、どこかの外国の掲示板に、日本に関する話題、日本人も興味を持ちそうな話題があったとする。
当然わたしはそういうものを読んでみたい。
しかしわたしは英語オンチだから、読んでも意味がわからない。

そういうユーザーのために、翻訳サイトを立ち上げ、あわせてスポンサーをつけて利益を得ようというなら、これは立派なネット時代の親商法といえる。
違法薬物を販売したり、アダルトサイトを運営するよりよっぽどマシな商売だ。

ただし楽な仕事ではないだろうなということも容易に想像できる。
朝から晩までパソコンに向かって、ネタになりそうな国外の掲示板を探さなければならない。
しかも、たとえば「万国反応記」を見ても、その更新頻度からして、とてもひとりでやっているとは思えない。
複数のスタッフをかかえて運営しているとなると、とてもそのへんのニートやひきこもりにできる仕事ではないだろう。

スポンサーを得ようというなら、ただ英語がわかるだけではなく、運営者にも、世情やスラングに通じたそれなりの知識とセンスが必要だ。
読んでおもしろくなければ、わたしは見向きもしないし、スポンサーもつかないだろう。
じっさいにまじめすぎておもしろくないとか、偏見にもとずいたヘイトまがいのサイトも多い。
そういう中からわたしが厳選して、他人に推奨するのが「万国反応記」と「カイカイ反応通信」だ。

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