青二才
知り合いの青二才がやってきた。
彼は年端もいかないくせに、生意気に政治の話をしたがる若者である。
わたしの部屋でしばらく話をする。
わたしの部屋に1カ月分の朝日新聞が溜まっているのを見て、朝日新聞が好きなんですかと訊く。
べつに好きでもないけどね。
この新聞はときどきケシカランことを書くから、それに対するいちゃもんをブログに書くのがタノシイんだよと返事をする。
読売はダメですかと訊く。
あんなまっとうすぎる新聞はキライだ、巨人もキライだし。
いまいちばんおもしろいのは産経だけど、ああいうガチガチの右翼新聞もキライだとつけ加える。
今度の都議会選挙ではどこに投票するつもりですかと訊く。
やけくそで、ユリコさんの党以外ならどこでもいいと答える。
やけくその理由は、わたしがいくら吠えたって、ポピュリズム社会の日本では、彼女の政党が躍進だろうなんていわれてるから。
もう勝手にしろ。
わたしは世界中からうらやましがられる日本に生まれた幸運を、ひとりで静かに嚙みしめるだけだ。
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