またナナフシ
すこしまえに、自然観察園で発見したナナフシという昆虫のことを書いたことがある。
わたしは写真を撮れば満足で、昆虫をピンで串刺しにして飾る趣味はないから、それがその後どうなったか知らない。
わたしは写真を撮れば満足で、昆虫をピンで串刺しにして飾る趣味はないから、それがその後どうなったか知らない。
ところが昨日また散歩に行ったら、前回とまったく同じ木の、同じ場所にとまっているのを見た。
そんなにひんぱんに見かける虫ではないから、たぶん同じ個体だと思うけど、大きな違いは前回が緑色だったのに対し、今回は枯れ木のようなくすんだ色になっていたこと。
後ろ足が1本分失していたから、生きているのかいと心配になって、カメラをすぐそばまで近づけたら、かすかに動いたから、死んで日干しになったわけじゃなさそう。
枯れ枝のようになったのは保護色で、周囲にあわせて体の色を変える動物は、アマガエルやヒラメのようにけっこうたくさんいる。
タコのように見ているあいだにも目まぐるしく色を変えるものもいるけど、これは保護色の極端なタイプ。
ナナフシの色の変化はのんびりしているから、時間をかけて早送りで撮影できたらおもしろいのに。
それにしてももう秋色のファッションとは。
彼もわたし同様、人生の秋をしみじみと感じているのかもしれない。
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