悩みの果て
中国で小学校教師をしていた危さんという女性が、北海道で入水自殺したというニュース。
へえ、現実主義者の中国人でも自殺することがあるんだねと思っちゃいけない。
歴史をさかのぼれば、国を憂うるあまり汨羅に身を投げた屈原の故事もある。
でもそれは伝説だし、国を憂いてなんていわれると、どこかウソっぽい。
権力闘争に敗れたとか、金儲けに失敗して大損をしたとか、紅衛兵に吊るし上げられて首をくくったなんて話はごまんとあるくせに、人生に悩み、恋に悩んで自殺したって人の名前がぜんぜん出てこないのが中国の欠点だ。
今回自殺した教師という人、生前の写真で見るとなかなかの美人ではないか(韓国人ではないから整形美人というわけでもないだろう)。
死人のこころのうちは計れないけど、いったいどんな人生の悩みをかかえていたのか。
美しい北海道の風景のなかで死にたいと、わざわざ日本までやってきた理由はなんだったのだろう。
生きていれば幸せが約束されていたような美人でも自殺したってことから、やはりあの国の人たちも、血の通った、わたしたちと同じ人間であることがわかったけれど・・・・
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