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2017年9月19日 (火)

今朝の新聞

これでも若いころは自衛官のはしくれだったわたしだから、新聞に自衛隊のことが載ると気になる。
今朝の新聞の社会面にデカデカと自衛官の記事。
「安保法2年、自衛官らは今」という記事で、朝日新聞の記事だから本気で騒いでも仕方がないんだけど、そこに自衛官の息子が戦場に派遣されるのではないかと怖れる父親の嘆きが。
なに考えているんだろうねえ。
戦場に行くのがイヤならさっさと辞めればいいではないか、日本は徴兵制じゃないんだから。

じっさいにこのオトーサンは、辞めろと息子を説得したらしい。
ところが息子のほうは、就職が決まらず追いつめられていたころより、いまのほうがいいと答えて口論になり、それ以来親子で口も聞かない間柄になっているんだそうだ。
これは息子のほうがエライ。

ニートでもひきこもりでもいいけど、家にうじうじとひきこもっているくらいなら自衛隊に入ればよい(とくに海上自衛隊)。
3K職場なんていわれているけど、そこにはきわめて健全で、友情にあふれ、なおかつ文学的な仕事がある。
むかしなら人生に悩んだ青年は、みんな船乗りになったものだ。
わたしみたいな悪い見本があるから、それが人間形成に役立つと保証はしないけど。

でも仕事がないとぼやくくらいなら、景気がよくなるまでの一時しのぎとして自衛隊に入っておくのもわるくない。
嵐の海だとか、台風一過のないだ海、海棲哺乳類の飛び交う海面、水平線にゆらゆらとゆれる蜃気楼、視野いっぱいにひろがる夜の銀河、うねりの中に夜光虫が神秘的な輝きをみせる海、湯気におおわれた幻想的な冬の海などなど、陸上にいたのではゼッタイに体験できないロマンと詩情を満喫できること請け合いだ。

欠点は戦争に引っ張り出される可能性があることだけど、安定していて、衣食住も国家で保証されているんだから、そのくらいやむを得ない。
なに、自衛隊が戦争に行くようになったら、東京でひきこもっていたって、いつ頭の上にミサイルが飛んでくるかわかったもんじゃないよ。

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