青森/大間
もう帰ってきてから2週間以上にもなるのに、ぽつりぽつりと続きますよ、わたしの青森の旅。
けっきょくのところ、わたしが青森くんだりまで出かけた理由は、本州最北端の大間で、あのマグロの大間で、マグロ丼を食ってくることだったかもしれない。
わたしは海鮮料理が大好物だから、それはそれでいいんだけど、味覚なんてものに繊細な神経を持っているわけではないから、味についてはエラそうなことをいえない。
値段が高かった、量が多かったというようなことならいえる。
大間のマグロ丼は3000円だった。
ウチの近所にあって、わたしが愛用している居酒屋なら750円だ(ランチタイム)。
でもそれは本場の現地で名物を食べるという、付加価値税がついているのだから文句はいわない。
たっぷりした厚みのマグロの切り身が、どんぶりの中に、ニ重三重に重ねられていて、ひさしぶりに豪快に堪能したっけが。
YouTubeでわたしが贔屓にしている「Only in Japan」のジョン・ドーブ君が、まさにわたしが行った店でマグロを食べてる映像がある。
大間のマグロについては彼の映像を見たほうが早い。
店の壁にベタベタとマグロのブランドステッカーが貼られていて、ドーブ君はそれを背中にしてマグロを食べているけど、わたしそれを正面に見ながら食べた。
時間差を無視すれば、わたしと彼は同じテーブルに向かい合って、マグロに舌鼓を打ったわけだ。
満腹して店の外に出ると、海をのぞむ岸壁上にレストハウスがあり、本州最北端の碑と、過去に築地で最高値をつけたマグロの実物大のモニュメントが置かれていた。
目の前は津軽海峡で、その向こうには北海道の函館がもう目睫の間だ。
ここにはやはりま冬に来るべきだったと思う。
おまえはいったい何をしているのかと、またしてもわたしに問う何者かがいる。
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