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2017年12月11日 (月)

2045年問題

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ネットに2045年問題という言葉が出ていた。
それまで生きているはずのないわたしが関心を持っても仕方がないんだけど、いったいなんのことだ。
つまり、人工知能が人間を超えるターニングポイントのことらしい。

ご存知のとおり人間の体は、水やタンパク質やアミノ酸などのさまざまな分子、それを構成する酸素、炭素、水素などのありふれた原子でできている。
人間の構成要素をこのへんまで細分化すると、ひとつひとつが生きている物体であるとはとても思えない。
思えないくせに、それが天文学的な数で集まって、複雑に組み合わさると、見たり聞いたり話したり、笑ったり怒ったり、さらに思考するという、これ以上ない複雑な反応をするようになる。

こういう反応は、すべてコンピューター内部の、切ったり流れたりする電気の変化と変わらない、分子間を流れる極微小な電気信号のせいだという。
そうか。
それだけのものがこれほど複雑な反応を示すのか。

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ここに掲げたのはロシアの美術館にあるヴァシリー・ポレノフという画家の絵だ。
それを見て、酸素、炭素、水素などの化合物(わたしのことです)が、なにかを感じとる。
それは静謐さであることは間違いないけど、さらに加えて、うまく説明するのがむずかしい寂しさや孤独のようなものである。
しかも後世の人間であるわたしにとって、画家が描いたつもりのない、過ぎ去りし時代への郷愁のようなものまで。
つまりそんなふうな曖昧模糊としたものを感じるわけだ。

ありふれた原子がそんなことをと、信じられないあなた。
信じなければ、あなたは自分自身と、この世界の基本的原理を否定することになってしまうのである(じつはわたしにも信じられない部分があるんだけど、それをいうとオカルトになってしまうので、青少年に与える影響を考慮して、わたしという化合物はこれ以上いわないのだ)。

囲碁将棋の世界では、すでにコンピューターは人間を超えた、あるいは超えようとしている。
しかし曖昧模糊とした部分に関しては、はたしてあと30年足らずで超えられるだろうか。
ウイン95がパソコン元年とすれば、それから現在まで22年。
この期間のパソコンの進化をじっとにらんで、この先の30年でどのへん までいくかと考えると・・・・
うーん、将来はパソコンのことを考えるパソコンが登場して、進化が複利計算方式で加速するかもしれないから、ちょっと微妙なところだな。
やっぱりそれまでに死んじまうわたしにはどうでもいい問題か。

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