校正係
わっ、またごますりかいと、おせじが多すぎるきらいのある三谷幸喜クンの夕刊連載エッセイ。
でも今日のそれはなかなかうらやましい。
彼はプロの作家、脚本家なので、あちこちにいろんな文章を書いているけど、新聞にせよNHKにせよ、かならず校正係という人がいて、まちがいがあると指摘してくれる。
たとえば “一巻の終わり” という言葉、これは映画が発明されてからの言葉なので、江戸時代の侍が使ったらアウト。
映画に詳しい三谷クンが「ペーパームーン」という映画について、登場する詐欺師親子と書いたら、親子かどうかは映画を見ているだけではわかりませんと指摘があったそうだ(そう書いてからわたしも気になって調べてみたら、「ペーパームーン」ではなく、中点を入れて「ペーパー・ムーン」が正しいことがわかった)。
どうも物知りにはかなわんと三谷クンもぼやいていたけど、わたしのブログだって専門の校正係に見せれば赤マルだらけに違いない。
でもわたしってしろうとだからね。
しろうとが1円ももらわず、自分のうさばらしに書いているんだという証明になっているじゃないか。
そう思ってね、まちがいを見つけるたびに。
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