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2018年2月11日 (日)

労働組合

今朝の新聞に現在の労働組合についての記事が。
明日がどうなるかわからない時代にあって、企業も労働組合もさま変わりした。
こんな時代にあっちゃ非正規会社員の運命なんて、風に吹かれるアシ・・・・よりひどい。
組合も非正規の肩なんか持つより、自分の首がかわいいと。

わたしの労働組合歴を考えてみよう。
社会に出て、自分の協調性のなさ、無能ぶりをしみじみ実感したわたしは、さっさと大企業への就職をあきらめた。
マンガ家修行時代(というと聞こえがいいけど、じつはたんなる現実逃避時代)にはいろんなアルバイトをした。
そういうところの多くは、組合なんて最初からないのが普通だった。
ただ景気のいい時代だったから、いまでいうブラック企業というものはあまりなく、あったとしても、辞めてさっさとべつの仕事を探すことができたから、労働組合の必要性を感じなかった。

そんな生活に終止符をうって、ちっとは知られた企業に就職したのは、30代なかばだったけど、職種は運転手だったから、アルバイト時代とあまり変わらない。
この会社にはふたつの労働組合があった。
ひとつは共産党系の、かなり強引なことを会社に要求する組合、もうひとつはその組合に対抗させるために会社が誕生させた御用組合とよばれる組合だ。
わたしはここではじめて労働組合というものの実態を知った。

わたしが所属したのは共産党系の組合だったけど、はっきりいってわたしは、組合というものにうさんくさいものを感じていた。
うちの組合はなにかというと、会社は◯◯億円も儲けている、それを社員に還元しろというのが口ぐせで、組合員もそれを素直に信じ、やたらにピケを張って、ガンバロウを連呼するのだった。

疑り深いわたしは、その◯◯億円をすべて社員に還元したら、給料がひとりいくら増えるのか計算してみたことがある。
全社員で割ると、なんだ、これっぽっちかというていどの金額にしかならなかった。
しかもこの儲けは一年を通してのものだから、金額をさらに12で割らなければならない。
企業だって税金や設備投資に金がかかるのだ。
それはちょっと無理な要求でしょう、というわたしの主張はてんで相手にされなかった。
そのうち組合の幹部が組合の金を使い込んだ。

労働組合というのはこういうところだ。
というのは、たまたまわたしの所属した組合がワルかったんだろうけど、あまり組合に幻想を抱かないほうがいい。
組合が威勢がいいのは、景気のいい時代だけである。
矛盾しているけど、景気が不安定になって組合員の生活も不安定になり、切実に組合が必要とされる時代になると、労働組合はだらしなくなる。
かっては賃上げだとか待遇改善だといきまいていた組合が、どうか馘にだけはしないで下さいと、会社に哀願するようになる。
けっきょく労働組合は正社員クラブというものになって、非正規のことなどかまっちゃいられないということになる。

ここまで書いて眠くなった。
連続更新を途切れさせないように、なんとなく不満足のまま終わらせてしまう。
続きはこれを読んだ人が、それぞれ考えればよい。

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