1日ひと仕事
若いころとちがって、最近は1日ひとつのことをすると、それで仕事をやり終えたことになってしまう。
たとえば病院に行くと、その日はそれで完了、あとは部屋でメシ食って寝るだけ。
街へ買い物に出ると、安心してあとは部屋で食って寝るだけ。
散歩に行くと、あとはってな調子。
1日一善ならぬ1日ひと仕事。
時間をずいぶんロスしているような気がするけど、高齢者の日常なんてこんなものだろう。
朝おきて太極拳の早朝クラブに参加して、そのあと2時間ばかり散歩して、昼をまたいで街へ出て、よそのおじさんと昼食をとりつつ世間話をして、午後から社交ダンスクラブで練習して、夕方になると家に戻ってメシを食い、夜になると近所のカラオケバーでヘタな歌をがなりたてるという、そんな充実した生活をおくるじいさんているのかしら。
今日もいい日だけど、たまには仕事もしなくちゃならない。
ヘタに桜の写真でも撮りに行ったりすると、もうそれだけで仕事をする気がなくなるから、部屋でじっとしています。
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