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2018年4月10日 (火)

また平然と

いや、ポリープのひとつもないきれいな腸でしたね、ホルモン焼きの具にしたいくらいと、最近のお医者さんがそこまでいうわけないけど、内視鏡検査は無事に終了。
わたしは依然として健康なようだ。
入院もしないですんだから、ずいぶん複雑で高そうな機械を使ったのに、検査料は4千なんぼで終わり。
つくづく国民皆保険の日本に生まれたことをよかったと思う。

ところでちらっと思ったけど、先月に亡くなったわたしの知り合いも、その最後のひとときをこの病院で過ごしているんだよね。
彼のほうは病院の宣告どおりに死に、わたしはまた平然と生きながらえた。
いったいわたしの役割はなんだろう。
もうすこし生きて、この世の中のことを閻魔様に報告しろっていうんだろうか。
それとも、やっぱりこの世界は、わたしというICチップがつむぎだした壮大な幻影なのか。

わからない。
わかるのはわたしが、たとえば大リーグの大谷のように、歴史に残るとか、人類の幸福に貢献するとかいう人間じゃないことだ。
そんな価値のあるようにみえない人間が、どうして大過なくいつまでも生きていられるのか。
その答えは自分が死んだときにようやくわかるのかもしれない。
いまはただ、文句をいわずにそのときまで粛々として生きろと、それがわたしに課せられた運命なのかも。

だんだん話がオカルトになるな。
なんでもいいか。
死んで長年の懸案が解決しないとしても、そのときはもはや痛みも苦しみもなく、生前の思い出が恋しいという未練が残るわけでもない。
あるとしたらすべての記憶を失った無の空間だけだ。
きれいさっぱりとした・・・・

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