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2018年4月 4日 (水)

目撃者

かって映画やテレビで空撮というと、ヘリコプターが使われた。
だからエンジンつきパラグライダーなるものが登場したとき、費用の点でヘリを使おうという人はいなくなるから、ヘリ飛行士は重要な仕事のひとつを失うなと思った。
このブログの2007年9月15日に書いたことがあるけど、エンジンパラが撮影したウクライナのヒマワリ畑や、わたしも行ったことのある中国の青海湖のほとりの、一面の菜の花畑の上を飛ぶ映像には無限の可能性を信じたものである。

しかし因果はめぐる。
ドローンが登場して、今度はエンジンパラのパイロットが失職することとなった。
なにしろ無人の飛行物体だから、噴火口や火災現場の上、戦場のような、人間が飛ぶには危険すぎる場所でも平気で飛ばすことができる。
しかも昨日放映された番組(10年まえの再放送)を観たら、ドローンの映像のほうがエンジンパラより安定していた。
これではあるていど費用や技術を必要とするエンジンパラに勝ち目はない。

Image

いまではドローンで撮った写真が、ナショナル・ジオグラフィックにまで採用される時代だ。
映像青年たちにとって、かっては夢だった空撮が、ちょっとしたパソコン並みの費用で実現するのである。
まことに時代の変化はめまぐるしい。

でもわたしは、こういう変化に乗り遅れたことを残念には思わない。
わたしがもうすこし遅く生まれていれば、ドローンを活用できたかもしれないけど、そのかわりにパソコンの誕生という重大な事件を見逃していたかもしれない。
それぞれの世代がそれぞれの変革を目にするものだと考えれば、わたしもアナログからデジタルという革命的な社会の変化を目撃したことになるのだから。

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