潜れ!さかなクン
昨日は「潜れ!さかなクン」というテレビ番組が再放送された。
わたしは以前この番組の本放送を観て、そのときはたわいない子供向け番組だろうと思って録画しそこなったから、再放送を心待ちにしていたのである。
子供向け番組だろうというのは、潜るという漢字にルビがふってあるくらいだからまちがいではない。
お魚博士のさかなクンの案内で東京湾に潜るという番組なんだけど、あいだに子供や、荒俣宏サンだとか、よく知らないタレントさんが出てくるところは、わたしのキライなバラエティ番組みたいである。
ただこの番組には、わたしが知りたいと思っていたことや、潜れるものなら潜ってみたいと思っていためずらしい場所がたくさん出てくる。
たとえば東京湾アクアライン、東京湾を横断する海底トンネルだけど、トンネルの換気口として作られた風の塔という施設がある。
一般人の立ち入れないところだけど、こんな施設ができると、数年後にはその海中部分におびただしい生きものが棲みつく。
いったいどんな生きものが見られるのか、わたしはそれを知りたかった。
この番組にはでっかいコブダイや、ちっちゃいダンゴウオ、黄色と黒のきれいなウミウシ(ピカチュウウミウシというんだそうだ)、カエルアンコウ、幻想的なユウレイボヤやカミクラゲ、びっしりと張り付いたムール貝、食べたら美味しそうなハタ、メバル、沖縄でも見たことのあるミノカサゴ、そして目もあやな無数の小魚たちなど、ユニークな生きものがたくさん出てくる。
また湾内に仕掛けられた定置網、その中にどんな魚が入るのか、わたしは自分の目で見たかった。
個人で申し込んでもそんなところに潜らせてもらえるとは思えないから、さすがはNHKさまだ。
ほかにも海藻の養殖場や、館山湾にある海底の神社、計画された大掛かりな漁礁など、身近にあってなかなか見る機会のない東京湾内の、貴重な潜水映像がいくつも出てくる。
東京湾がきれいな海になっているということは、以前の番組で知っていたけど、いまのそこはダイビングをしても、サンゴ礁の海にひけをとらない楽しめる海になっているのだ。
わたしは本放送を観たときから、ぜひ録画したいと思っていたのである。
| 固定リンク | 0
コメント