セクハラ
ネット掲示板の「海外の万国反応記」に、ピザを畳んで食べるかどうかという論争が載っていた。
わたしはピザか好きじゃないから、畳もうが伸ばそうが御自由にって立場だけど、この論争はお世辞や敬語抜きのざっくばらんなもので、そっちのほうがおもしろい。
「ピザは平らなまま食べるものだろ、馬鹿が」
「うるせえよ、トッピングしたものが落ちるだろう」
「バナナとパイナップルを乗せるのはやめろ、野蛮人」
「これこそピザの食べ方だ、脳タリンども」
とまあ、こんな調子だけど、わたしはこういう本音のトークが好きで、変に相手を気遣ったようなとりすました意見は好きではない。
わたしがフェイスブックに興味がないのもそういう理由だ。
ところで話ががらりと変わるけど、最近セクハラが多すぎないかい。
週刊新潮、文春がセクハラ疑惑を競って探しているみたいだけど、これってそんなに大騒ぎするような問題か。
なんでもかんでもセクハラに格上げじゃ、そのうち、あのおじさんはわたしのことをイヤらしい目で見ましたって、女子高生から名指しされるんじゃないかと心配だ。
んならそんな短いスカートはかないでほしいと、なんだかさっぱりわからない世の中。
ヒエラルキー下位のわたしには影響がなくても、政治家や官僚、役人にとっては、ヘタすればその地位を失いかねない大問題だ。
週刊誌に訴え出るほうも、それなりの覚悟を持ってほしいやね。
わたしにはセクハラ問題も、とりすました建て前論にしか思えない。
男が女をくどかなくなったら、ただでさえ冗談の通じないこの世の中が、ますますうるおいのない世界になってしまわないかねえ。
わたしは女性の気持ちがワカランで有名な男だけど、こんな健全すぎてつまらない社会をあとに残すと思うと、未来を背負って立つ若者たちが不憫で、不憫で。
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