今朝の新聞
今朝のウチの新聞に、朝日新聞としてはきわめてめずらしい正論が載っていた。
オピニオン面の下のほうの、佐伯京都大学名誉教授さんの文章である。
アジア情勢がキナくさい昨年のいまごろから、最近もまた世間は森友学園や加計学園問題、そして省庁の文書改ざん一色で、野党や朝日新聞は責任をなにがなんでも官邸に押し付けようとしている。
しかしすべて憶測や仮定ばかりで、安倍総理にはっきり責任のある証拠はひとつもない。
ということから始まって、佐伯教授は大衆民主主義(いわゆるポピュリズム)に疑問を投げかけ、ほかに重大な問題が山積しているいま、こんなことでいいのかと問題を提起する。
朝日新聞(大新聞?)の役割は、政権の方針に対するビジョンを明確に示して、政策論を戦わすのが正しい方向だろうというのである。
読んでみてもフツーに当然すぎることばかりで、いちゃもんの余地がぜんぜんないどころか、わたしなんか代弁者を見つけたみたいで拍手喝采だ。
この佐伯教授のコラム、タイトルは「異論のススメ」とあるけど、どこが異論なのか。
政治家のアラをほじくるのに熱中し、全部がまとまっても少数派でしかない野党をあおって喜んでいる朝日新聞の記事のほうが、よっぽど異論じゃないか。
こういう記事をたまに載せて免罪符にすんなよ、え。
朝日新聞を読むたびに右傾化に拍車のかかるワタシ。
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