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2018年4月11日 (水)

今日の夕刊

夕刊を読む。
文芸・批評というコラムで哲学者のKさんという人がなにか書いている。
哲学者という肩書きはわたしはあまり好きじゃない。
仕事そのものが漠然としているし、百人の人がいれば百の哲学があると思っているし、わたしだっていろいろものを考えるけど、それを他人にああだこうだと批評されたくないもんで。

このKさんという人、写真で見ると、まだ若くてなかなか切れ者みたいだ。
でも同じ印象だった池澤夏樹さんが、テレビで見たらジブリの宮崎駿みたいなじいさんだったということがあるから、あまり信用はできない。

それはともかくとして、今日の夕刊ではKさんは長々と、文章による記録の重要性について書いている。
いわんとすることはもっともで、べつにいちゃもんをつけようってわけじゃない。
ただ、結論として、それを加計学園の問題にあてはめようというなら、やっぱりいちゃもんをつけたくなる。

◯◯学部を新設したいんですが、役人がなかなか認可してくれないんですよと、どこかの県、もしくは市が陳情してきたとする。
アナタが総理大臣だった場合どうするだろう。
相手が私企業だとか友人だったり、また作るのがパチンコ屋だとかラブホテルだとあとがうるさそうだけど、地方の行政がそれを望んでいるなら、べつに問題はないだろう、作らせてやったらどうだと、このていどのことにいちいち文書で命令することもないだろうから、ま、わたしなら秘書に口頭ですませるわな。
ほかにも仕事はいっぱいあるんだし、そのあと役人がどう忖度するかまで責任はとれんよ。

というていどのことを、また仰々しい文章で国民をたぶらかそうというなら、それはやっぱりフェイクだよな。

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