散歩中の花
なんか体力のおとろえを感じるねえ。
昼間部屋にいるとすぐにベッドに横になってしまう。
重力にさからわなくていいから、このほうが楽だ。
おかげで足がどんどんヘナヘナになる。
たまに街に出ると杖が欲しくなる。
これではいけない。
もっと散歩でもしなくちゃいけないと思うんだけど、なにしろ規則正しいこと、とくに運動と名のつく行為の大キライなわたしのことだ。
それじゃ不健康で病床に伏しているのではないかと思う人がいるかもしれないけど、あいかわらずニクラシイくらいに健康だ。
つくづく呪われてんな、わたしって。
目下の運動といえば散歩ぐらいだけど、ただの散歩ではすぐに飽きる。
さいわいなことにカメラと自然観察が好きなもんだから、なにかめずらしい花でも咲いてないかと、そういうことを励みにして、これまではわりあい熱心に出かけていた。
しかし現在地に住んでもう20年ちかく、家の近所は歩きつくした感があり、もはや人為的に植えられた園芸種でもないかぎり、めずらしい花なんてありようがない。
そんなことをぼやいているうち、今日は近所で見かけない花をみた。
こんな花が勝手に咲くはずはないから、例によって、最初は園芸種の花の種が乙女の手からこぼれたというものらしいけど、それっきり人間が面倒をみなくても毎年咲く花は、わたしは野生種とみなしてしまうのだ。
そう思わなければ、わたしがこれまでこのブログで紹介してきた花の多くが、野生でないということになってしまう。
買い物に行く途中に見た花なので、カメラを持ってなかったから写真がない。
帰宅してから、記憶を頼りに名前を調べてみた。
名前だけはわかったけど、紹介するのはそのうち写真を撮ってから。
認知症みたいだから、来年になる可能性もある。
約束どおり1日おくれでその花を紹介する。
名前は ヒメヒオウギ。
ヒオウギに似ているけど、サイズはもっと小さい。
名前がわかれば、ナーンダという花で、園芸に興味のある人にはけっしてめずらしい花ではなさそうだ。
| 固定リンク | 0
コメント