« え、安倍クン | トップページ | 非寛容の時代 »

2018年5月11日 (金)

遠謀

ずっと以前にネット掲示板「海外の万国反応記」に、「日本より隣国に恵まれてない国ってあるの」というスレッドが立ったことがある。
これに対する世界中からの反応が、島国のくせに贅沢いうなよというもの。
考えてみればイスラエルやポーランド、トルコ、インドもパキスタンも、ロシア、中国だってまわりは敵対国ばかりといえるし、韓国なんかそうとうに悲惨だよな。
となり同士の国の場合、仲が悪いというほうがフツーらしく、これに関しては地続きの国のほうが深刻なようだ。
じっさいに同じ万国反応記に「近くに友好国がないという気持ちを外国人はわかるだろうか」という韓国人からのスレッドが立ったこともある。

ネット上の嫌韓サイトでは、韓国をあげつらう記事が多いんだけど、ここは韓国の立場でものを考えてみよう。
韓国の隣国というと、日本、中国、ロシア、そしてあの北朝鮮だ。
日本人の中には、中国は韓国と仲がいいではないかという人がいるかも知れないけど、中国が力をつけたいまでは、韓国のほうが必死で媚びを売ってるだけで、とても日本と中国のような対等の関係とはいえない。
だいたい韓国人は中国が大きらいである。

韓国はまわり中を非友好国でかこまれているけど、日本は太平洋側には気をつかう必要がない。
日本とアメリカは友好国であると断言していいかどうかわからないけど、少なくとも韓国と中国の関係よりはいい。
だから現在の北の正恩クンの悩みは韓国の悩みでもある。
いつどこから侵略されるかわからないという恐怖は、とても日本の比ではないはずだ。

そんならどうして日本と手を組もうとしないのか。
しかし日本はいちばん最近まで、じっさいに韓国を侵略併合していた国であり、ずっと仮想敵国として、国民にもそう教育してきた相手である。
かりに手を組んだとしても、最近の日本をみると韓国に対してはっきりものをいう右翼政権が続きそうだ。
これではいつ豹変するかわかったものではない。
やはり韓国のまわりには、ほんとうにこころを許せる友好国はひとつもないということになる。

こうなると同じ民族として、頼りにしていいのはむしろ北朝鮮だけということになってしまう。
日本と同じように核兵器やミサイル開発に制約のある韓国としては、北が代理でそういうものを開発してくれているようなものだ。
さいわい通常兵器による戦争では、もう北に負けるはずがない。
ここはひとつ、他国に口を出させず、いつか北が崩壊したら、その技術をまるごといただいたほうが得策だ。
そうすればもう敵対国の谷間にあっても、だれにも文句はいわせないし、核やミサイル技術で負ける日本だって一気に追い越すことができる。

そう考えているんじゃないか。
文在寅大統領があの非人道国家の北朝鮮と仲良くしようというのは。
中国に媚を売りまくるのも、また北朝鮮の応援をして38度線を越えられては困るということかもしれない。
でも歴史の明日はだれにもわからない。
文さんが明日を見るまえに、弾劾されていないという保証はぜんぜんないのだ。

|

« え、安倍クン | トップページ | 非寛容の時代 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 遠謀:

« え、安倍クン | トップページ | 非寛容の時代 »