墓
今日はあきる野市の◯◯霊園というところに行ってきた。
申し訳ないけど、墓参りではないから、Tシャツ、チノパンに、手ぶらのままである。
最近亡くなった知り合いと、それ以前に亡くなった知り合いが同じ墓地に入ってるというので、どんな墓なのかと確認に行ったのである。
でっかい墓地なので、受付で地図をもらっても、まだ見つけるのに苦労した。
ようやく発見したそれは、両者とも平凡な市民のわりには、まあ、日当たりのいい場所にあった。
墓石は、安くあげるために大量生産されたような、つまらないものだった。
それは仕方がないだろう。
墓が必須のものと考えている人なら、墓石があるだけマシだし、他人と異なる個性的な墓を作れるのは、ひとにぎりの金持ちだけだろうから。
ここでまたわたしのへそ曲がり。
そんな没個性的な墓に入っても仕方がない。
墓を作る金があるなら、外国旅行でもするほうがいい。
どちらもできるなら問題はないんだけど、わたしの場合はどちらかひとつを選ばなければならない貧乏人だから。
いやいや、そうじゃない。
どちらも可能なくらい金があったとしても、わたしの場合、墓をケチって旅行のほうをひとつ増やしてしまう人間だから。
墓に対面すれば故人と会話でもできるかと思ったけど、ただ暑い日差しの下にさわやかな風が通りすぎていただけだった。
お盆じゃないから仏さまは留守だったというのかねえ。
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