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2018年6月22日 (金)

アメリカ アメリカ

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エリア・カザン監督の「アメリカ アメリカ」を観た。
監督が古い人だから、映画も古い映画である(1963)。
この監督の映画については、すこしまえにこのブログで、「エデンの東」を、図式が単純すぎるとけなしたばかりだけど、はたして「アメリカ」のほうはどうだろう。

映画好きなわたしのことだから、この映画にも多少の知識はあった。
でもモノクロの地味な映画のせいか、日本ではあまり評判にならず、わたしも観たのは今回BSで放映されたのが初めてである。
欧州でしょぼくれた生活をおくっていた青年が、自由の国アメリカをめざすという話らしいので、ゴッドファーザー・パート2みたいな映画かと、ずっと思っていた。

ところが予想外だったのは、若者がアメリカに到着するのが、3時間ちかくもある映画の、ほんとうにラスト1/10あたり。
映画の大半は、ギリシア人の主人公がトルコから米国に出発するまでの、現地の複雑な民族問題を描いている。

そして感心したのが、映画の冒頭ちかくにギリシア人とアルメニア人のコンビが、トルコの軍隊から検問を受けるシーンがあるんだけど、安っぽい映画なら敵味方がはっきりしていて、二人はねちねちといじめられることになるのが相場。
じっさい二人はいじめられるけど、このトルコ軍の隊長というのが情け深い味わいのある人物で、もうこのへんから、この映画はただモノではないなと思わせる。

で、映画の感想でも書こうと思ったけど、見ごたえのある作品だけに、軽々しいことは書けない。
この映画からは、いま世界的に問題になっている移民の問題、生まれ故郷を捨てざるをえない人間の心境がうかがえる。
ま、今回はこのくらいにしておこう。

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コメント

この映画、僕も見ました。でも途中からで、そんでもって途中で止めましたので鑑賞の域に達していません。僕の家は酔いどれ君ちと違って新聞とっていないので、テレビ番組の情報は殆どありません。

投稿: 女音恋音 | 2018年6月23日 (土) 21時33分

いま映画の感想を書いてますけどね。
ひさしぶりにまじめな?文章を書こうというんで、いつになったら発表できるかわからしまへん。

投稿: 酔いどれ李白 | 2018年6月23日 (土) 23時04分

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