正直者が
ネットニュースに、終戦時に自決しそこなって、そのことを73年間も悔いて生きてきたという老人の記事。
多いんだよね、この時期にはこういう記事が。
なんでもこの人は知り合いの将校から自決に誘われ、いちどは了承したものの、いざ決行の段になっておじけづき、けっきょく知り合いだけを死なせて生き延びたんだそうだ。
それを平成30年の今日まで悩んできたという。
終戦のときに20だとしたって、もう90以上の人だよ。
さんざん人生に揉まれてきて、酸いも甘いも噛み分けたはずの人なのに、いまだにそんなことで悩む人がいるかしら。
わたしは断じるけど、彼が悩む必要はこれっぽっちもない!
記事を読んだかぎりでは、国体に忠誠を誓っただけで、べつに戦犯として追求されるような軍人でもなかったようだし、若気のいたりではげしく燃焼しちゃった人なんだろう。
自決した将校には気のドクだけど、特攻隊を送り出す立場であったにもかかわらず、のうのうと生き延びた人間もたくさんいるのだ。
正直者がバカをみる。
わたしがつぎの戦争に参加したら(もうあり得ないけど)、自分だけは死んでたまるかということだけに命をかけるワ。
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