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2018年8月17日 (金)

今朝の新聞

今朝の新聞の社会面に「戦後5年、また赤紙」というでっかい活字。
一読してまた憂鬱になる記事だ。
内容が暗いというのではなく、こんなものを載せたというウチの新聞の姿勢に。

新聞の書きようをみると、朝鮮戦争のおかげでまた強制的な徴兵が復活し、無理やり危険な仕事に従事させられたとか、日本は戦争特需で大儲けしたとか、朝鮮戦争当時のことを知らない若者がこれを読んだら、誤解しかねないことばかりではないか。
一歩ゆずって朝日新聞が、日本にとって都合のいいことばかり書くわけにはいかないのだと主張したとしよう。
しかし公平を期すならば、内容もだれがみても公平でなければいけないはずである。
これでは読んでムカついて、微力ではあるけど、またわたしがひと肌脱がなければならないではないか。

じつはわたしの父親も、戦後の一時期、アメリカの進駐軍で働いたことがある。
幼少のころのわたしは、米軍キャンプ内の祭りに連れていってもらって、生まれて初めてホットドックを食べた思い出を持っている。
日本国内がなべて不景気だったその当時、米軍の仕事は割がいいので有名だった。

さて朝鮮戦争の勃発だ。
韓国を支援する立場の米軍が、日本で後方支援の兵士を募集したとしよう。
危険はあるかもしれなけど、給料はいい。
新聞には、当時の米軍の意向には逆らえないと書いてあるけど、けっして戦中の赤紙のように強制ではなかったはずだ。
うーんとここが悩みどころなのは、慰安婦と立場が似ている。
なに、後方支援なんだし、給料がいいなら働こうという人が8千人ぐらい(新聞によると)応募したって不思議じゃない。
慰安婦だって、ものの本によっては何万人も応募したってことじゃないか。

海上保安庁の職員のなかには、機雷掃海に駆り出され、じっさいに死亡した者もいた。
お上の禄を食んでいながら命令にさからうことはできなかっただろうから、これは運のわるいほうの事例。
警察だとか消防だとか、殉職の危険のある職業は現代でもあり得るのだ。
イヤなら辞めるか、少々の危険は覚悟の上で勤め続けるか、就職難の当時では、やっぱりうーんだな。

米軍の病院に派遣された看護師もいたそうだけど、この病院は日本国内にあったものだから、危険なことはひとつもなかったはず。
彼女はけが人の中に日本人もいたといってるけど、新聞で数に触れてないところをみると、それが大勢だったかどうかは疑問である。
日本人のけが人というのは、おそらくいい給料のほうを優先して災難にあった人なのだろう。

朝鮮戦争は日本がひきおこした戦争ではない。
その戦争特需が戦後復興に役立ったことは事実だけど、かりにそんなものがなくても、勤勉で、知識や技術の蓄積があった日本が、いつかアジアの盟主になったことはまちがいない。
同じような境遇にあったドイツを見ればよい。
だから朝鮮や韓国の人たちが、日本はオレたちのおかげで復興したというのは、とんでもないいいがかりである。

とまあ、このくらいのことは、今朝の新聞の補足としてつけ加えておかないと片手落ちだ。
歴史を語るのはいいけど、自分たちの都合にあわせた捏造はいけませんですよ。

ところでいま朝の9時、エアコンなしで窓を開け放していて、ぜんぜん暑くない。
今年の猛暑は終わったのか。

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