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2018年9月28日 (金)

また今朝の新聞

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毎日ウチの新聞のケチばかりつけたいわけじゃないよ。
でも今日の朝刊にもやっぱりみすごせない記事が。
社説や読者投稿欄の下のほうに「社説・余滴」というコーナーがあって、国際社説担当という人が書いている文章。

先日の韓国大統領の訪朝のさい、同行した関係者が見た正恩クンの印象について、“言動の端々に余裕を感じさせる” とか “国内の権力掌握に自信がないとできない言動だ” とか、その根拠として、「パソコンはみな最新型」、「白頭山には真新しいトヨタのレクサスで行った」といった言葉が引用されている。
オレが言ったんじゃない、同行者が言ったんだって弁解するかもしれないけど、最後まで読めば、この国際担当さんが、信じる信じないはべつとして、ひろく世間に知らしめるつもりで書いていることはあきらかだ。

捏造はいけないけど、デタラメもよくない。
あの国ではたまに外国から視察者やマスコミが来ると、ない袖を振ってまでいいところを見せたがるというのは、公平を旨とするマスコミならとうぜん心得ていなければならない。
むかし秋山ちえ子さんがこの手にひっかかって、帰国してから、北朝鮮もけっこういい国だったなんて発言をして、問題視されたことがある。

いまの北朝鮮に余裕なんかあるはずがない。
余裕があるなら、正恩クンが韓国大統領の下手に出るわけがない。
平壌ではビルがみんな、映画のセットのように、道路から見える部分だけきちんと造ってあるという。
ウソかと思ったら、いまはグーグルの衛星写真で、論より証拠、それがだれにでも確認できる時代になってしまった(添付写真)。
それでもビルがあるだけ首都はマシ。
親分が見栄を張れば張るほど、地方の国民は困窮しているはずだ。

韓国大統領の同行者は今回、制裁下でも発展を続ける北の現実も目の当たりにしたそうだけど、同行者がどんな立場の人間で、どんな発言をするかまで予想して記事は書くものだ。
見栄を張るヤクザみたいなことに感心して、こんなノータリンな記事ばかり載せているから、他の場所で麻生副総理の続投ケシカランなんて書いても、だれにも信用されないのだ。
朝日新聞のためにも声を張り上げたいところだけど、どうせわたしの親心も曲解するんだろう。

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