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2018年10月 1日 (月)

魯迅

今朝の新聞にもムカつく。
沖縄で玉城デニーさんが勝利したことについては、べつに文句ないんだけど、ウチの新聞のはしゃぎぶりに。

前知事の翁長さんは煮ても焼いても食えそうもない人だったけど、玉城さんはイケメンだし、当選を聞いてカチャーシーというのか、沖縄ふうの踊りをおどるところなんか、とっても楽しい人みたいだ。
まあ、いろいろ問題が山積みだけど、仲良くやってくんなまし。

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ムカつく朝日新聞に一服の清涼剤的記事があるとすれば、27面の魯迅の記事だ。
中国に何度も行ったことのあるわたしだから、とうぜん彼に興味を持つことになる。
初めて蘇州に行ったとき、寒山寺のわきにあった古風なレストラン(写真1)を見て、酔っぱらった孔乙己が千鳥足で出てくるんじゃないかと思ったものである。

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上海では魯迅公園にも行ってみた。
共産党政権に持ち上げられすぎの感があったけど、日本人とも熱心に交わった彼の存在が、日中の架け橋になっていることは否定できない。
魯迅が親しく交わり、国民党に迫害されたさいに避難所としても利用した内山書店の跡地には、壁にパネル(写真2)が貼ってあり、これこれしかじかと説明が書かれていた。
紅衛兵が荒れ狂ったころから、中国人が大挙して爆買いのために日本に押し寄せてくるまえまで、これは日本と中国のきずなを証明する数少ない記念碑だったのだ(わたしが見たころは文字だけだったけど、いまでは魯迅と内山完造のレリーフつきの、もっと立派なものになっているようだ)。

 

 

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