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2018年9月 2日 (日)

まるはだか

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今年の1月に植木屋が入って、草木ことごとく刈られたわが家のまわり。
それから半年ぐらいなのに、おびただしい雑草が人の背丈よりも高く生い茂って、麻薬カルテルの競合するメキシコかブラジルみたいな無法ぶりだ。
さすがにケシカランと、ついに司直の手が入っちゃった。
つまりまたバッサリと刈られちゃったわけだけど、上が刈られるまえ、下が刈られたあとの写真だ。

いちじは名の知れぬ花が咲き、オニヤンマが飛び交い、その根元で小さな虫たちの命をかけた興亡があったはずの小宇宙。
ついこのあいだも昆虫アミを持った少年が、夏休みの宿題なのか、この草むらに分け入っていたっけな。
ああ、わたしにもそんな少年時代があったものを。
と、つまんないことを考えるのも、ようやく気候が秋めいてきたせいか。

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わたしがときどき御用達してきていたハーブのミントもきれいさっばりだけど、そのほんのわずかが、かろうじてわたしの部屋で脈拍を保っている。
なにしろ途中から切ってグラスに挿しておくだけで、また新しい根が生ずるゾンビみたいな植物だ。
まだ地中で執念深く復活の日を待っているに違いない。

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