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2018年9月13日 (木)

プーチンの提案

おお、今日のビッグニュースみたいなニュース。
今朝のウチの新聞によると、プーチンが安倍クンに、年内に平和条約を結ぼうと提案したそうだ。
いいことじゃないかというのはわたしの考えで、またなんかウラがあるんじゃないかと疑うのは、その他大勢の人たちだ。
疑う人たちにいわせれば、先に平和条約を結べば、ロシア極東の振興策やエネルギー開発、サハリンと大陸間のトンネルだとか、美味しいところばかりもっていかれて、けっきょく北方四島は知らん顔をされるに決まっているというのだろう。
だからなにがなんでも平和条約と四島返還はセットであるべきだといいはって、この先100年か200年か、とにかくまた日本とロシアが戦争をしてカタをつけるまで現状維持が続くのだ。
あー、もううんざり。

先に平和条約を結んで困る理由があるだろうか。
相手が美味しいところばかり取ろうとしたら、個別の問題を提起してゴネればいいではないか。
日本は妥協したのになんで島を返さないんだ。
えい、もう経済協力はストップだ、金は出さん、トンネルも掘らんといってやれば、また相手も交渉の席に出てこないわけにいかない。
なんか北朝鮮の戦略に似てるけど、こういうことでは金を出すほうに主導権があるのだから、北と同一視はできない。

だいたい平和条約を結べば、ビザなし交流も盛んになり、旅行大好き日本人はもっと気楽にロシアに観光に行けるし、ロシア人もどしどし日本にやってくるだろう。
来日すれば、どれだけ日本が平和で豊かで、食べ物が美味しいか、これほど確かな宣伝工作はないのであって、いまより日本ファンのロシア人が増えることは、あっても減ることはないはず。
これが成功しているのが現在の対中国政策で、最近はむかしほどうるさいことをいわないから、中国人がどしどし日本に来る。
反日教育を受けたはずの彼らのなかに、日本びいきが増える一方ではないか。
日本に永住するのが夢らしいことは、たとえばわたしのアパートのロシア人に聞いてもわかる。
こういう状態が続けば、四島返還もロシア大統領にとって重荷ではなくなるだろう。

城を攻略しようと思ったら、まず外堀を埋めよってことわざがある。
目先の利益よりもっと長期的な展望で、まず平和条約を結ぶべきじゃなかろうか。
新聞にはいろんなうがった見方も書いてある。
でも突然のプーチンの提案なら、外交上の戦略というより、彼もいつになっても動かない日露交渉にイラついているという気もする。
無理難題をふっかけてロシア大統領の首を飛ばしてもどうにかなるわけじゃないし、気に入らなかったらいつでもちゃぶ台返しをするつもりで、とりあえずプーチンの提案にのったほうがいいと、わたしは思います。

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