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2018年10月25日 (木)

また純平さん

今日の新聞も純平さんがでっかい記事だ。
少しづつ情報が入ってきているようで、なぜ解放されたのかということについて、憶測もまじえて、いろんな人がいろんなことをいっている。
ずけずけいっちゃ申し訳ないけど、わたしにはなぜ解放されたのかではなく、なぜ殺されなかったのかというほうに関心がある。

トルコで殺されたサウジの記者を例に出すまでもなく、あのへんの国では人間の命なんて飼われているヒツジの命より軽いのだから、武装勢力が本気なら、解放するより殺して砂漠に放り出すほうが簡単だ。
にもかかわらず3年間も宙ぶらりんで生きていたということは、武装勢力のほうには、あまりやる気がなかったということになる。
新聞には識者の意見として、純平さんと武装勢力のあいだで、コミュニケーションが取れていたのではないかというものがあった。
これはなかなか意味深長な意見だ。

深長な意味はとりあえずさておいて、無事解放というのだから、やはりいくらかでも身代金を払ったと思うほうが納得しやすい。
たぶん、いやぜったいに払っているだろう。
じっさいの交渉はカタール政府がやったとして、国際情勢がシリア政府軍に有利な現状のままでは、反体制側の武装勢力に分はないから、おそらく連中はそうとうに値切られたんじゃないか。
いくらに値切ったのか、またそれを日本政府が出したかどうか知らないけど、日本がカタールに大きな借りを作ったことは事実である。

問題は帰国したあと、純平さんがまた性懲りもなく、外国に取材に行くなんて言い出さないかということだ。
いいかげんにしろ、今度拉致されたらもう日本政府は面倒みないからなと、これは一般の人もおそらく同じ考えだろう。
じつは彼は過去にも何度か拉致されている。
今回の拉致のまえにも同じことをいわれていたはずなのに、現地の状況をじっさいに見て報道するのは、ジャーナリストの務めだとかなんとかいって、強引に出発した。
そこまでなら見上げたこころざしで賞賛に値するんだけど、ついでに日本政府はいらぬ口出しをするなとか、取材のじゃまをするのが安倍政権なんて余計なことをほざいていった。

国民が危険な国へ行こうというのを、日本政府が強引に止めようとするのは、そんなに非難されることだろうか。
制止をふりきって、勝手に出て行くのはかまわない。
そのかわりとうぜん自己責任であるべきなのに、結果は今回のざまである。
命乞いをしているときのみじめな自分を肝に銘じ、また行きたいなら余計なことはいわずに行ってほしいやね。

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