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2018年10月30日 (火)

メルケルさん

今朝の新聞の1面トップは、ドイツのメルケルさんが首相を辞めるってことだけど、彼女はずいぶん長かったねえ。
調べてみたら2005年からだから、13年間も首相を務めていたわけだ。
日本の安倍クンも長いけど、彼は通算したって7~8年だ。

この間ドイツの顔として、メルケルさんがあらゆる国際会議で先頭に立っていたことは忘れることができない。
彼女の最大の功罪が難民の受け入れ問題だ。
ドイツとフランスが主導してEUが難民の受け入れを決めたとき、日本はその方針に加わらなかった。
どうして受け入れないのかと、メルケルさんが安倍クンを非難がましく見つめると、安倍クンのほうはもにょもにょとごまかしてしまった。

しかし恥を忍んで、日本は日本の行き方を押し通すという安倍クンの方針が、ようやく実を結んできたような気がする。
難民を移民として受け入れることが人道的観点からほめられることであったとしても、これがやがてメルケルさんのクビを絞めることになるのだ。
いまやあらゆる国で移民の行き先はなく、安倍クンのもにょもにょが世界中から称賛される時代だ。
メルケルさんが海辺に築いた理想の塔が、現実という荒波に浸食されて崩壊したといえる。

わたしには安倍クンの行き方が正しいかどうかわからない。
いまの日本は人手不足だ。
だから移民を受け入れろとというのは簡単だけど、この不確かな時代、将来不景気になって人があまるようなことになったら、どう落とし前をつけるのか。
不景気だからお帰りくださいでは移民のほうも困るだろう。
どう見ても日本で働く外国人は増えているのに、たてまえとして移民の受け入れを制限する日本政府のやり方は、ずるいけどいちばんいい方法かもしれない。

夕方になったら、もうネットにも夕刊にもメルケルさんの文字がないね。
彼女の退陣にはまだ紆余曲折があるってことかしら。

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