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2018年11月23日 (金)

王様

録画しておいた映画「王様と私」を観た。
いまどきの若いもんには渡辺謙のほうが知られているかもしれないけど、元祖スキンヘッドのユル・ブリンナーが主演しているアレである。

この中にシャム(現在のタイ)の王室が出てくる。
主役の王様のモデルになったのはラーマ四世というから、現在のタイの国王のなん世代かまえの人だ。
映画は進歩した白人社会と、遅れたアジア人社会の出会いという白人目線で描かれていて、そういうところは気に入らないけど、感心したのはこのラーマ四世がひじょうに開明的で、英国から家庭教師を雇って新しい知識を得ようとすることだ。
じっさいにラーマ四世という人はそういう人だったらしい。

これを観てしみじみ考える。
戦前の植民地主義の時代、タイは日本とともに、欧米列強の植民地支配をまぬがれた数少ないアジアの国だった。
理由を考えれば、やっぱり指導者の、欧米から謙虚に学ぼうという姿勢のせいじゃなかったろうか。
明治維新のあとの日本がそうだったのだ。

ひるがえって考えるのは、じつは本当にいいたいのはこっちのほうなんだけど、儒教の国の中国や韓国では外国に学ぼうという意欲に欠けていた。
それでも最近の中国はまだいいほうだ。
中国人というのはもともと自分の政府というものを信じない。
反日教育を受けた世代でも、じっさいに日本人のよさを目の当たりにすれば、自分の国の教育のほうに疑問を持つという柔軟さがある。
コピー商品ばかりじゃねえかとバカにする人もいるけど、かっての日本も欧米からそう非難されていた時代があることを忘れちゃいけない。
これは途上国から先進国への発展のとちゅうに、かならず起こる歴史的事実と思ったほうがいい。

問題は公平客観的な教育を無視して、ただもう反日しか教えようとしない韓国の行き方だ。
「王様と私」のなかにラーマ四世が、欧米列強の植民地主義からシャムを守るにはどうすればいいかと悩むシーンがある。
これを観てわかるとおり、この時代に植民地主義を実践したのは日本だけじゃなかった。
それなのに、どうしていつまでも日本だけを目のかたきにするのか。
という質問に、慰安婦像のまえで反日デモをする韓国の若者のうち、どれだけが論理的に答えられるだろう。

いちおう先進国の体裁はととのえているけど、これじゃ韓国は本質的にタイよりも劣る国じゃないか。
もうすこし長い目でみれば、日本に見放された韓国が、遅れたアジアの途上国に回帰し、そしてどこかの国の植民地におちぶれるのも時間の問題のように思えてしまう。

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