古民家の2
今月4日のオープンの日に見学に行った三鷹市の古民家、今日はいい天気だったのでまた見学に行ってきた。
そのときのブログ記事の写真を貼り替えたので、興味のある人はこちらから。
今日は平日だし、もうブームが去ったのか、見学者はわたしを含めて3人だけ。
壁に張ってある説明などをじっくり読んできたけど、 わさび田を開墾した古民家の持ち主で、家を三鷹市に寄贈した故箕輪一ニ三氏の苦労話が、小説でも読んでいるようでおもしろかった。
温度管理や水はけの調整、わさびを採るさいの道具の名称、収穫や出荷の手順などで、冷たい環境を好むわさびは、東京の夏を越せないので、収穫は1年ものを4月から6月に出荷していたということなど。
三鷹のわさびは信州や天城のものに負けないくらい高品質で、戦前の最盛期には、1万本ちかくも築地などに出荷していたそうだ。
箕輪氏の顔写真もあった。
苦労を積み重ねたあげく、人生そのものに大成就したようなゆとりのある顔をしている。
ぜんぜん苦労をしていないわたしをなんぞ忸怩のきわみだけど、仕方がない。
サムセット・モームの言葉にあるとおり、人間はその本分にしたがって生きるしかないのだと、負け惜しみをいう。
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