栄枯盛衰
栄枯盛衰は世の習いというけど、今日の「海外の万国反応記」にちょっと気になる記事が。
八丈島にある日本最大というホテルの廃墟に潜入してきた人がいて、その写真を公開してるんだけど、このホテル、わたしには記憶がある。
それはいまからもう40年ちかく前のことだ。
わたしは仲間8人と連れ立って八丈島までダイビングに出かけた。
旅行中にきれいな娘ふたりと知り合って、みんなで泳いだり、酒を飲んだりしたもんだ。
まだまだわたしたちも若くて魅力いっぱいのころだったんだよ、え、お若いの。
ある日彼女らもいっしょに、底土海岸というポイントに潜りに行ったんだけどね。
この海岸の目の前に、ロイヤルホテルという4階建てのホテルがそびえていた。
もちろん貧乏なわたしたちに縁のないホテルだったけど、このホテルにはいくつかの石像を配したフランスの王宮のような豪華な庭園があり、きれいなプールもあった。
そこで急遽その日の午後のダイブは取りやめて、みんなでプールで遊ぶことにした。
客がほかにいなかったから、わたしたちの貸し切り状態だ。
話はこれだけなんだけど、青春の日の(数少ない)輝かしい思い出のひとつだ。
そのときのホテルが、その後零落して、いまでは廃墟になっている。
栄枯盛衰という言葉がしみじみ胸にせまるね。
ま、当時からあまりはやってなさそうなホテルだったからなあ。
当時の写真があったはずだけど、探して出てきたのが、ほかの目的のためにイラスト化したこれだけ。
いまではおばあさんになっているはずの彼女が見てもわかんないだろうなあ。
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