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2018年12月31日 (月)

恩知らず

BSでときおり放送している「秘境×鉄道」という番組にモンゴルの鉄道が出てきた。
それを観て思ったのは、まわりの風景が、日本に比べるとハゲ山みたいな景色ばかりだということ。
もともとモンゴルは草原の国で、日本のように樹木が繁茂する国ではなかったといわれればそうかもしれないけど、極東アジアで自然の豊かな日本の立ち位置につくづく感謝したくなる。

韓国(朝鮮)は日本のすぐとなりにあるのに、かってはハゲ山ばかりだった。
これは自然条件ばかりではなく、人間のせいでもあったようだ。
つまり施政者が国民にゆとりのある生活を保証しなければ、まずしい庶民は勝手に山の木を切ってしまい、あとに木を植える、育てるという長期的な発想を持たない。
これはなにかで読んだ話だけど、李朝時代に朝鮮で布教活動をした宣教師が、荒廃した土地で神の福音を説いてもむなしいと、最初のうちはせっせと植樹に専念したそうである。
ところがキリシタン禁止令が出て、いったん朝鮮をはなれた彼が、ようやく禁止がとけたあともどってみたら、自分が植えた木が一本残らず切られてしまっていた。

こういう国ではハゲ山が多いのも当然だ。
それを是正しようと果敢に挑戦した大統領が、韓国にもいた。
最近の「カイカイ反応通信」に、道なかばで暗殺された韓国の朴正煕大統領のことが出ている。
彼は大統領就任直後にドイツを訪問し、そこが樹木の豊富な国であることに感銘を受け、帰国するや山林庁をおいて全土に植樹運動を起こしたという。
ここでは日本に触れてないけど、朴大統領は日本に留学し、日本軍に籍を置いたこともある知日派だから、とうぜん日本を見習おうと思ったことも事実だろう。

しかし植樹を含めて、韓国の近代化には金が要る。
うまいことに日本が韓国の戦争被害者に補償をするといいだした。
しかし被害者個人に渡したのでは、その金は無駄に浪費されてしまうだけだ。
それなら金は国が受け取って、国の近代化に使ったほうがいい。
国が近代化されれば、その成果は国民がひとしく受け取ることができる。
わたしが大統領でもそう考えるだろう。

こうして韓国は、日本の金で漢江の奇跡という近代化を成し遂げ、世界の最貧国という立場から脱却し、ついでに国土を緑で覆うことに成功した。
いくら韓国人でも人間であるかぎり、荒れ果てた大地よりは、樹木が茂り、季節ごとに花が咲き乱れる国のほうがいいに決まっている。
だから朴大統領の功績はいつまでも顕彰されてしかるべしなのに、いまの韓国では知日派というだけで彼の評判はいいとはいえない。
こんな恩知らずの韓国人のために努力をし、けっきょく凶弾に倒れた朴大統領の気持ちを思うたびに、わたしは涙が出てしまう。

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