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2019年1月16日 (水)

くるみ割り人形

Nr02

バレエの話題のその2として、つぎに 「くるみ割り人形」。
よく知られているけど、これも人形を主要登場人物にすえたバレエで、正式なタイトルは 「くるみ割り人形とねずみの王様」 というらしい。
わたしが録画したのはチューリッヒ・バレエ団の舞台で、ミシェル・ウィレムス演じる主人公を観たとき、まっ先に 「不思議の国のアリス」 を連想した。
主人公が可愛らしいのはいうまでもないけど、「くるみ割り」 も 「アリス」 も、ヒロインがロリコン少女タイプで、現実にはありえない不思議の国に迷い込むところが似ている。

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それはさておき、バレエダンサーというのは動きがほれぼれするくらい軽やかで、観ていて楽しい。
2番目の写真は、なんとかかけられた魔法をとこうとする王子様とヒロインの踊りだけど、ぴたりと決まったふたりのポーズが、まさに大向こうをうならせるといった決定的な場面だ。
観てみたいよな。

ほかにもバレエ初心者にはいろいろ勉強になるところがある。
「コッペリア」 と同じようにこのバレエにも、人形作りのおじさんが出てくるけど、チューリッヒ版ではこのおじさんが、カリブの海賊のジョニー・デップみたいで、彼の顔がいまのトレンドかとおもしろかった。

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このバレエにはほかに、狂言まわしみたいな感じで男女のピエロが登場する。
このうちの女のほうは、ほんとに女なのかと疑問を持つほど、不細工で滑稽な役なので、調べてみたら、中国人のイェン・ハンというダンサー(女)だった。
彼女はプリマも務めたことのある有名ダンサーらしいけど、やっぱり東洋人は足の長さで欧米人にはかなわないから、どうしても三枚目を押し付けられるのかしら。

そう思ったのも無理はない。
物語の中ほどに雪の精たちの幻想的なダンスシーンがあるんだけど、この場面には8頭身、というか、9頭身といってもいいスマートなダンサーがあらわれた。
発するオーラはただ者ではない。

Elena

この舞台ではワキ役を務めていたけど、彼女はチューリッヒ・バレエ団のプリンシパルで、名前はエレナ・ヴォストロティナ。
ロシア・サンクトペテルブルク出身で、来日したこともあり、現在はスイスで活躍している人のようだ。
問題があるとすれば、テニスのシャラポアみたいな筋肉女子で、そのへんの怠惰なおじさんでは跳ね返されてしまいそうなこと。

ほかにもわたしの印象に残ったのは、お菓子の精に扮したロシア人のヴィクトリナ・カピトノワ。

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彼女自身のオフィシャルサイトによると、現在の彼女はボストン・バレエの専属らしいから、客演ということになるのだろうか。
いずれにしても、彼女もバレエ団を背負って立つ有名ダンサーで、けっしてよく知られた人ではないけど、わたしにはヴォストロティナと同じくらいオーラが感じられた。
そういうオーラを感じとるなんて、おまえもなかなか目があるなと思う必要はない。
このふたりはバレエ団の中では特別な存在らしく、ダンスシーンではその他大勢のダンサーより見せ場が多くて、あきらかに目立つのである。
そしてふたりともわたし好みの美人なのだ。

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ヴォストロティナさんかカピトノワさんのどちらかが、このバレエで、ねずみに呪いをかけられるお姫様役を演じてくれたらなあと思う。
ただ彼女らがこの舞台で主役や順主役を演じるには、いささかトウが立ちすぎかもしれない。
わたしはバレエ団のしくみについてよく知らないけど、それは学校のようなもので、いろんな演目があり、ダンサーたちはいろんな舞台で経験を積みながら、さらなる高みを目指すのだろう。
団員のうちのベテランともなれば、わき役にまわって、後輩の育成に協力するのが務めということもあるんじゃないか。

でもこんなきれいごとばかりじゃなく、内部では映画 「ブラック・スワン」 みたいに、ダンサーたちの競争があって、はげしい嫉妬半目もあるんだろうなあって、いろいろ想像してしまう。
ほんと、バレエというのは目と脳みその刺激になっておもしろい。

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