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2019年1月30日 (水)

大和芋

わたしの郷里のあたりで農家の名産はヤマトイモである。
最近ではモロヘイヤという野菜も知られているようだけど、これはわたしが郷里にいたころには聞いたことのなかった野菜なので、よく知らない。

わたしはトロロが大好きなので、帰省するたびにヤマトイモを仕入れてくる。
それでトロロを擦るんだけど、たまに本物の自然薯(じねんじょ)の味がするものに当たることがある。
残念ながら、畑で栽培されているヤマトイモで、こんな幸運はめったにないものだ。

そんな話を知り合いにしたら、自然薯の味ってどんなものかと訊かれた。
自然薯を知らんのか、あわれなやつめ。
そう思って説明しようとして、一瞬つまった。
言葉で説明できないものを説明するのが詩人であると、これは郷里の偉大なる詩人・萩原朔太郎の言葉だけど、自然薯の味をどうやって説明したらいいのだ。

たまたまそういうヤマトイモに当たったとき、食わせてやるよといっておいたけど、相手がわが家でメシを食う機会ってあまりないからなあ。

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