なつかしい臭い
中野駅周辺をよたってきた。
べつに中野を知らないわけじゃないけど、駅前のサンモールあたりの路地を探索したのは、もう20年か30年ぶりかも。
あらためて知ったけど、呑んだり食ったりするには、わたしがよく行く吉祥寺よりおもしろいところかもしれない。
飲食店の密集した路地の奥でなつかしい臭いをかいだ(この場合 “匂い” にしようか “臭い” がいいかと迷ったけど、やっぱり臭いにした)。
臭いの発生源は台湾料理の店だった。
わたしが上海で、蘇州で、西安で、蘭州で、敦煌で、シルクロードの街々で、もう行き先々の中国の街でかいだなつかしい臭いである。
さまざまな香辛料が混沌と入り混じった、まさしく中国の臭い。
あまりお上品とはいえないけど、その臭いからわたしは無数の思い出をよびさまされる。
そのうちぜひ中野を再訪して、この店でなんか食べてこよう。
今日は有名な「すしざんまい」で寿司を食ってきたのだ。
初セリの3億円マグロを分割で払わせられているような気分だった。
やっぱり庶民は台湾料理にしといたほうがよかった。
| 固定リンク | 0
コメント