無責任
最近はグローバル化が進んで、中国人にも責任について先進国の理念が浸透してきたようだけど、わたしが中国大陸をうろうろしていたころは、まだ共産党時代の無責任体質が横行していた。
ホテルで翌日の列車のチケットを予約する。
翌朝になってそれを受け取りにいってみたら、お金はまだそっくりフロントの机の中に残っていた。
ぜんぜん予約してなかったのだ。
文句をいうと、いまから駅に行けばまだ間に合いますだって。
それ以上文句をいってる時間がなかったので、あわてて荷物をまとめてタクシーを飛ばし、けっきょく自分で駅に並んだ。
べつのホテルではシャツをクリーニングに出した。
まかせておいて下さいと、服務員(女の子)の返事はよかったけど、出発の前夜になってもそれがもどって来ない。
明日の早朝には出発するんだけどと文句をいうと、大丈夫間に合いますと調子だけはいい返事。
朝になって、タクシーが迎えに来るぎりぎりになって、ようやく届いたシャツはいくらか湿っぽかった。
クリーニングに出すのを忘れて、服務員が夜中に自分で洗濯してアイロンをかけたらしい。
万事がこんな調子だけど、そのうちわたしも慣れて、早め早めに確認や念押しをするようになった。
日本よりのんびりしていていいかもしれないと思うようにもなった。
こんなことを書いたのは、新しいパソコンか届かないせいだ。
組み立ては中国でやっているという説明だったけと、書類がどこかへ迷い込んで、わたしの注文なんかころりと忘れているのかもしれない。
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