奈良のシカ
気分が滅入ったときには YouTube で奈良のシカの映像を見る。
ご存知のように東大寺、興福寺のまわりには、たくさんの放し飼いのシカがいる。
シカを鉄砲で撃って、その肉を食べることしか頭にない国(そういう国が圧倒的に多いんだけど)の住人からすると、シカと人間が平和に交わっている日本の景色は、奇跡のように見えるらしい。
肉食の欧米人にはシカはどんなイメージなのだろう。
むかしそんなことを考えたことがあるけど、「バンビ」という子鹿を主役にしたアニメがあったことからわかるように、アメリカ人でさえシカを見れば、やはり可愛い、さわってみたいと思うようだ。
というわけで、来日して奈良のシカの存在におどろいた観光客が、YouTube にたくさんの映像をアップしている。
それを見て、自分も行きたい、さわってみたいという観光客がまた増える。
観光立国にかじを切った日本にとって、観光客を誘致するのに、ゆるキャラなんかよりシカのほうがずっと貢献してるようだ。
いったい野生動物に気安くさわれる国が、日本以外にもあるだろうか。
むかしテレビを観ていたら、英国で観光客の手からじかにエサを食べるスズメが出てきて、感心したことがある。
でもスズメとシカでは勝負になるまい。
オーストラリアではクオッカという、ネズミの親分みたいな動物が人気があるけど、ネズミごときでは、とてもシカと勝負になりそうもない。
シカだけじゃない。
日本には放し飼いのウサギの島や、野良ネコの島、さわれるキツネ園、温泉に入るサルなどもいる。
動物好きの外国人にとって、やっぱり日本は奇跡の国なのだ。
わたし?
イヌでもネコでも好きだけど、動物には動物の分際というものあると信じているので、過度にあまやかさない主義。
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