バレエ/石の花
すこしまえに図書館から「これがロシア・バレエだ!」という本を借りてきたことは、このブログに書いた。
350ページあまりの本だけど、その気になれば3日もあれば読み終えるはずが、いまだにもたもたしている。
なんでかというと、バレエの勉強のために借りたもので、小説のように読んでおもしろがって、それで終わりという本ではないからだ。
でもまあ、おかげでだいぶバレエの知識が増えたような、あくまでそんなような、気がする。
たとえばある箇所に「石の花」というバレエの記述がある。
どこかで聞いたようなバレエだと思ったら、これは古いロシア映画のタイトルだった。
この本によると、その映画というのはソ連時代の初めての天然色映画だそうだけど、名前は聞いたことがあるものの、わたしはそれを観てないし、そんなバレエがあることも初耳だった。
目下バレエの勉強中であるわたしは、どんなバレエなのか興味を持って YouTube に当たってみた。
“石の花” という言葉をキーワードにしてみると、いくつかの映像がヒットする。
その中からどうやらバレエらしいものを観てみたら、これは振付師やダンサーたちの話と、練習風景やじっさいの舞台の映像をつづった、10分ほどのこのバレエのドキュメントらしかった(ロシア語なので意味がわからない)。
ただ、わずかな時間だけど、舞台の映像にかぶさる音楽がとてもすてきだったので、今度は全舞台をとらえた映像がないかと探してみた。
ロシアのバレエならロシア語をキーワードにしたほうが早いだろう。
まずウィキペディアで「石の花」について調べると、このロシア語のタイトルが “Каменный цветок” であることがわかった。
YouTube でこの言葉を検索したら、1時間半ほどもあるバレエの映像が見つかった。
これがじっさいの舞台であることは間違いない。
そんなこんなで、あっちこっち寄り道ばかりしているので、肝心の本のほうはいつになっても読み終わらない。
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