露朝会談
北朝鮮の正恩クンがプーチン大統領と会うという。
会ってなにをしようというのか。
わたしがロシアの親切な大統領なら、アドバイスできることはひとつしかない。
核兵器やミサイルの開発をぜんぶやめ、それらをすべて廃棄し、制裁を解除して、外国からの支援を受けて国内の経済を立て直しなさい。
あとの舵取りはむずかしいかもしれないけど、手綱さえまちがえなければ、北朝鮮はいまのベトナムやカンボジアのように発展できるはずだ。
考えてみると、これがいちばん簡単だし、まちがいのない方法なのだ。
東西冷戦のころのように、大国がさまざまなおもわくで、ほかの国を利用しようと考えている時代ならいざしらず、いまのプーチンにできる助言はこれしかない。
しかし正恩クンにはその簡単なことができない。
暗殺が怖くて飛行機にも乗れず、どこに行くにも専用列車でという指導者だ。
こんな意気地なしの指導者に、核兵器を保持したままでいてほしいと考える国が、いまの世界にひとつでもあるだろうか(ひとつだけあるけどね)。
プーチンは武術家だ。
これまでロシアを立て直すためにさんざん苦労してきた大統領だ。
そういう人間にとって、不安をかくすために、食って太るしかない指導者ぐらい軽蔑に値するものはないだろう。
露朝会談の結果はわかりきっているとしか、わたしには思えない。
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